厳密に言うとあまり好ましくありませんが、継ぎ足し使用してもエンジンが壊れてしまうような重大な
トラブルにはなりません。しかし、グレードが違うオイルを継ぎ足した場合は、低いグレードのオイルと
なっていまいますので、高グレードオイルの性能が、十分に発揮できなくなります。
使用中のオイルの性能を維持しようと思うと、SLやSM、SNといったAPIグレードを合わせる
ことが原則で、さらに０w-２０や５w-３０といった粘度も合わせるとをお勧めします。
※上記オイルメーカー各社は、混合されても問題のないようベースオイルや添加剤を
配合しているので、他メーカーオイルと混合しても大きなトラブルになることはありません。
「DH-2」とはディーゼル排ガス規制強化に対応する日本の新しい規格です。
主に、排ガス洗浄装置（DPF=ディーゼル・パティキュレート・フィルター）の目詰まりを防止するための
品質基準です。主に、大型トラックやバス等が対象となります。
一方「DL-1」とはDPF装着者のうち、乗用車用ディーゼル（ライトトラック含む）に適用される規格です。
よって、「DH-2」と「DL-1」は使用用途が異なりますので、
その車の指定規格のオイルを使用することをお勧めします。
詳しくは、お問い合わせ下さい。
エンジンオイルが黒くなる原因といしては、洗浄分散剤の働きにより、
エンジン内部に付着していたススやスラッジなどの汚れを落とし、
オイル中に分散するからだと思われます。
つまり、すぐに黒くなるオイルは品質が悪いのでなく、逆に良いオイルと言えます。
エンジンを保護するために使用されます。主な特徴は下記の通りです。
１．潤滑性能･･･摩擦の低減と金属磨耗の防止/オイルの最も重要な性能です
２．密閉性能･･･ピストンとピストンリングの隙間を密閉/爆発時や圧縮工程の密封効果
３．冷却性能･･･エンジン内部のごくわずかな隙間に入り込みながら自ら冷却性能を発揮
４．洗浄分散性能･･･添加されている洗浄分散剤がエンジン内部の汚れ洗浄し付着を防止
５．応力分散性能･･･極圧を受ける部分では自ら最初にショックを吸収し力を分散
６．防錆性能･･･金属部分の表面に付着し水分や酸素と直接の接触を防止し防錆作用を発揮
